米軍基地問題

 前回の採血の結果について・・・問題のCRPは9・2→0・9と激減していた。 一週間ほどプレドニンステロイド)20ミリを飲んでいただけで、この結果・・・抗がん剤ベルケイドの効きが悪くなり徐々に活発化してきていた骨髄腫の動きをプレドニンが一気に抑えてしまった。 すごいなぁと思う。 しかしステロイドは症状を抑える効果はすごいものがあるが、治療とはならないので、飲むのを止めればたちまちもとに戻ってしまう。
 その他白血球が48、赤血球が275、ヘモグロビンが26・7、血小板が12・1と全体に標準値よりは低いが、今のオフとしてはとくに悪い数値ではなかった。 金曜日からサリドマイドを夜寝る前に飲み始めている。 もともと睡眠薬として開発された薬なので、飲むと眠くなるし、朝起きた後も午前中いっぱい頭がボ〜ッとしている。 サリドマイドにはデキサメタゾンステロイド)と併用するが一般的だが、オフの場合同じステロイドでもプレドニンがよく効いているので10ミリに減らして医師は併用して使っているようだ。 

 最近は時事のニュースや事件に対してのコメントを控えていたが、内田樹氏が今日のブログ「基地問題再論」で沖縄の普天間基地問題について書いている。 基本的には内田氏が言うように 「日本国内にある駐留米軍基地がすべての撤去されることを求めるのは主権国家として当然の要求である」 とオフも考える。 内田氏の主張とほぼ同意見になるのだが、オフなりの視点からこの問題に対してごく簡単にコメントしておく。
 政府は沖縄のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)を埋め立てる現行計画を修正し、クイ打ち桟橋(QIP)方式を軸として辺野古沖合に移設する構想と、鹿児島県の徳之島とにアメリカの海兵隊攻撃ヘリの基地の分散提供を打ち出した。 それに対して沖縄、鹿児島の地元の首長や住民はこぞって大反対を表明している。 おそらく日本中のどこの場所に基地を持っていくと言ってもこれと同じ大反対運動が起きるだろうと思う。 ということは日本人は誰一人として米軍基地などほしくないと思っている、ということになる。 だとするならば、日米の友好や同盟は維持していくが、米軍基地は国外から退去する方向を選ぶことを主張するのがもっとも理にかなっているといえる。 ところが現在そのような主張はマスコミを含め国民の主たる主張とはなっていない。 日米の同盟関係は必要だし、日本国内に米軍基地も必要である、ただし基地は自分の住むところ以外にあって欲しい、と考える人が圧倒的多数なのである。 だからこそ自分の住んでいる地区に米軍基地が来るとなると、急遽大反対を始める。 同盟は維持したいが、自分のところにに基地は要らない、という明らかに子供が駄々をこねるているような自己チューな主張である。 何時から日本人はこのように幼児的な主張を平気でするようにになってしまったのだろうか。
 この問題ついてのオフの考えは単純であり簡単である。 日本国民が米軍基地を自分の地元に持ってきて欲しくないなら米軍基地は日本に要らないと表明すべきであり、米軍基地が日本に必要と考えるなら、その基地が地元に来たからと言ってそれに反対をするのは筋が通らない、ということである。 日本がまっとうな独立国なら日本国内の米軍基地の国外へ退去と、同時に日米間の同盟友好関係の維持を対等なパートナーとして主張することが筋である。 日本国民が民主的な議会を通して、その主張を米国や世界に向けて明確に打ち出し主張することこそが一番重要なことであると考える。 それをすれば民主主義を奉じるアメリカは基地を日本国外へ撤去せざるをえない。 それによって日米関係が険悪化することは少しもない。 なぜなら日米関係が険悪化することはアメリカにとって何のメリットもないからである。