レナリドミド

 昨日受診日で病院へ出かけた。 まず採血してその結果主だったもので感染値を示すCRPが8・2→20・1、うわっ〜というほどの数値である。血色素が7・7→7・2、尿中のタンパクが70→100、医師は入院を勧めるのだが、今回も入院はギリギリまでしたくないと断る。 個室はなかなか空かないし、空いても重症の人優先となるので入院となると4人部屋となる。 薄いカーテン一つで仕切られた部屋ではいろんな人がいて、静かな人ばかりとは限らない、たいてい自分中心なはた迷惑な人がいるもので、そんな人が一人でもいると病室が騒がしく精神的に疲れてしまう。 それに食事だが、病院食は何処の病院でも美味しくないと言われているが、調子の悪い時は食欲も落ちている。 そんな中今これなら何とか食べれるというものを家では選んで食べることが出来るが、病院ではそうはいかない。 食べる気はあっても食べる気にならないので残す、結局食べれないという事で栄養剤が点滴されることになる。
 昨日から抗がん剤サリドマイドからレナリドミドに変わった。 レナリドミドは三週間続けて飲んで一週間休む、という風に飲んでいく。 同時に飲むステロイドプレドニンからデカドロンに代わった。 デカドロンはベルケイドを点滴していた時にも飲んだことがある。 今回も40錠であるが、ベルケイドの時は一日だけだったが、今回は40錠を4日間続けて飲んで4日間空けるという飲み方になる。 医師はこの量はステロイドとしてはかなり強いので感染を心配している。 しかしマンションの部屋は面会人がしょっちゅう出入りする病室よりもかえって感染するリスクは少ないと思える。 高熱やCRP値が高いのも感染よりも病状の進行が進んでいるものだとが考えられる。ステロイドも強化されたので、おそらく高熱はこれで治まるだろうと思う。 肝心のIGG値だが、病院へ問い合わせた結果2238→2468と想像していたよりも上がっていなかった。 しかし副作用もいろいろ出てきていたし、このあたりがサリドマイドの治療を見切るのも悪い選択ではない。 そんな時期にあわせたように新薬が認可されたはありがたいことだ。