ニュースいろいろ

 26日がんセンターで受診を受ける。 採血の結果は白血球→67(正常)、血小板→11・3(少し低い)、トータルプロテイン6・3(正常)、あと赤血球やヘモグロビンなどは少し低い程度で、今回も数値は落ち着いてまあまあの結果。 だが少し気になるのは、A/Gの値から計算上のグロブリン値がここのところ少しずつ、2・0→2・3→2・4→2・7と上がってきていることである。 まあ、この程度では高いわけではなくあわてることではないだろうが、今後も上がり続けていけばベルケイドの量を減らしたのと間隔を空けた影響が出た結果だろう。
 今日は久しぶりのニュースネタを題材に短いコメントを付け加えていく。
 ●まず中国餃子で中国で犯人が特定されたというニュースから。
 http://mainichi.jp/select/world/news/20100327ddm001040004000c.html
 ≪中国政府は当初、「捜査中」とするのみで、両政府の意思疎通の不足が両国民の不信感を招いた。 一方で中国公安当局は再現実験などから工場の冷凍庫に保管された製品に段ボールの外側から何者かが注射器で殺虫剤を注入させた可能性が高いとみて、工場の複数の従業員を長期間拘束するなど、事実上、工場内での混入に絞り、詰めの捜査を進めていた≫
 この事件からもうすでに足掛け3年、実質2年以上が経っていたのだなぁ。 その意味では中国の捜査当局担当者の犯人特定ご苦労さんと言いたいのだが・・・事件は日本国内で中国の食品への安全に対する不信を招き、問題がたんなる刑事事件から両国の政治的な問題に発展してしまった。複数の従業員が長期間拘束されていた模様だが、その実体はどうだったのだろう、発表がここまで遅れたのはそんなカラミもありそうだなぁ・・・
 先ほどのTVニュースではこの事件の報道は中国で極めて控えめなものと言っていたし、インタビューされている現地の人もいまさら騒がないでよ、という身内の恥をさらして問題を大きくしたくないという態度があらわだった。 
 ●アメリカとロシアは昨年で期限切れになっていた戦略兵器削減条約(START1)の後継になる新核軍縮条約について最終合意した。新条約は4月8日、チェコの首都プラハで調印される。
 http://jp.ibtimes.com/article/biznews/100327/52891.html
 この問題ではロシア側がアメリカのMD防衛(ミサイル防衛)にいちゃもんを付け譲歩を引き出そうと難航していたが、両国とも世界的な不況で軍事費の経費節減を進めたい以上、これいじょうモタモタシしていても得策でないと見てすんなり同意できた模様である。 世界的な不況も悪いことばかりとは限らないようだ。
 ●日本郵政グループの「郵便事業会社」灘支店(神戸市灘区)職員が、ひげを理由に人事評価をマイナスにし、給与を減らされたのは人権侵害として、同社に約157万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、神戸地裁であった。 裁判長は「身だしなみ基準に違反せず、人事評価は違法」と約37万円の賠償を命じた。
 http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100326-OYO1T00841.htm?from=main2
 オフも現在、唇の上とアゴヒゲを生やしているが、その理由は毎日鬚を剃るのが面倒だという極めてナマクラな理由からである(笑) 鬚は剃るなら毎日剃れねば見っともないが、伸ばせば二三日手入れしなくてもどうと言うことはない。 最近は外へ出ないし人と会うこともないので、週一に病院へ出掛ける前にしか手入れしない(爆) それはさておき、この裁判では「基準は過度の制限を課すことになり顧客に不快感を与える場合に限定して適用されるべきだ。原告のひげは整えられており、基準が禁止するひげには該当しない」としたとある。 なんとも子供でも分かるこんな当たり前のことを、裁判にまで持ち込んで御判断を仰がなければならなかったのかとは情けない。
 ●≪全日本スキー連盟(SAJ)は24日、日本代表選手の「行動規範」を策定すると決め、原案をまとめた。 常務理事によると、規範は5〜6項目で「常識的な内容」という。「日本人の若者のかがみとなる」「スキースポーツの向上と発展に努力する」「きちんとした服装をし、ピアスや茶髪などは禁止」などの内容が盛り込まれた。日本代表選手は来季から、規範を順守するという誓約書にサインすることが義務付けられる。サインしなければ、W杯や五輪などSAJが派遣にかかわる大会の代表にはなれない≫とある。
 http://www.nikkansports.com/sports/news/p-sp-tp0-20100325-609898.html
 自分の服装にポリシーがないようなだらしなさならまだしも、写真で見る限り国母選手の服装には昨今の流行の脱力して、既存のあり方に反抗的なスタイルを感じる。 たしかにスポーツ選手とはすべて高校野球の選手宣誓する人のような元気はつらつを前面に出した人としてあるのがよいとする考えにそれはそぐわないだろう。 それを反抗的に脱力したスタイルそれをだらしないと見るか、カッコヨイと見るかは見る人のセンスの問題だろう。 公式の場ではたしかに本人の自覚を促す程度の注意はあっても良いかなぁと思うが、誓約書にサインせよ、出場させない、などは明らかに個人の自由を無視した行き過ぎに当たるし、とにかく連盟はそんなことを本気に思っているのかと疑ってしまう。 スポーツにおいて出場選手自身が考える種目への独自のアプローチやスタイルを尊重するのはとても大切だし、廻りからのうるさい言動からそんな選手自身の主張を擁護してこそ連盟だろう。 とにかく多様なものを認めれない組織は息が詰まり、腐ってくるのは世の常だよ。
 この問題に絡めて北沢かえるさんがそのブログ≪北沢かえるの働けば自由になる日記≫の中で以下のように書いていた。
 ≪よく、遠足の前に「おやつは300円までです」と先生が言うと、「おやつにバナナは入りますか?」とか、「水筒に入れたジュースはどうなりますか?」と聞く奴がいたっけ。 そいつの確認を聞くたびに、子どもながらに苦笑したよ。 「怒られる前に確認するなよ。自分から自分の首輪を締めるなよ」って。 中国では『上に政策あれば、下に対策あり』って言い方をするんだが、世の中自分なりに気持ち良く生きようとしたら、多少の知恵を働かせなければダメだ。 別に正面切って反抗しなくてもいいんだ。息が詰まらないように、自分の居場所を作っていく知恵。それを学ばないとさぁ。 この国の人はまじめなのか、バカなのか、ここなら安全ですよね。ってところを作りたがる傾向があるなぁ。それも、自分の心じゃなくて、誰かに決めてもらいたがる。 そんなんじゃ、新しいもん、すげえもんは、見えないと思うんだがなぁ。まったく、残念。 限界を作るなよ、ったく。≫
 ●≪ベトナムに不正送金する「地下銀行」を営んでいたとして、宮城、福島両県警の合同捜査本部は26日、栗原市、会社役員グェン・バン・トゥアン被告(27)らベトナム国籍の4人を銀行法違反(無許可営業)などの疑いで逮捕したと発表した≫とある。
 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20100327-OYT8T00052.htm
 手数料といっても83万円にたいして4700円だろう。 0・5パーセント程度じゃないか。日本の銀行の手数料のほうがよっぽどボッタクリじゃないか! 金は「地下銀行」に蓄えたうえで、ベトナムでそれぞれの受取人に預かり金を日本円または現地通貨で支払ったという。 また送金は、預かった金でいったん建設機械を購入し、ベトナムに輸送して売却・現金化する手法を用いていたとされる。  なんとも頭のよい連中だなぁ・・・その手口で免許資格を取り銀行と会社を作り堂々と表で営業すればもっともっと儲けを出せただろうと思うのだが(笑)