ぬるい風呂?

 昨日寝る前に風呂に入った。 最近は頭や身体を洗ってから湯舟に入るのだが、昨日は身体が冷えていたので身体を温めようと先に湯舟に入ることにした。 手で湯舟の湯をかき回したのだが、やや熱いかなという湯加減だと思った。 身体を温めようと湯舟に足を入れた。 ところが熱くない、アレレむしろぬるいくらいだなぁ・・・と思いながら身体を沈めた。 だが、身体は最初手が感じたと同じように少し熱いくらいの湯だと感じた。 身体を湯舟に沈めながら、ああ・・・そういうことだったのか、と思った。 ショックだった。 身体を洗って最後にもう一度湯舟につかったのだが、その時も足を入れた時にかなりぬるい湯だなと感じた。 次に入った嫁さんが風呂から上がってきた時に話そうかどうか少し迷ったが、今夜は話さないでおこうと思った。 夜中に目が覚めた。 二時過ぎだったが、それから眠れなくなった。
 ボンヤリした頭でベルケイドの点滴が10月末に始まったから、これで5クール目が終わったところだから三ヶ月半ほど経過していることになるなぁ、と計算する。
 点滴が始まる時に医師は言っていたことが思い出される。
 この薬が効かなくなるというより怖いのは手足の痺れが強くなり、最後は無感覚になったり意識障害が出たりしてしまうことです。 そうなると大げさな話ではなくて火傷をしても熱いと思わなくなってしまいます・・・そうなれば弊害のほうが大きく、この薬は使えなくなります。 現在ベルケイドをはじめてから25クールまで行っている患者さんもいますが、この方が今のところ当病院では最長の方です。
 そうすると長い人でも2年弱というところ・・・オフの場合自家移植をして3年ほどの猶予期間があるといわれていたが、それが半年しか持たないで再発したことから考えて・・・まあ、今回も四分の一から半分ほどと見ておけばガッカリもしないだろう・・・と言うことはベルケイドの点滴が続けれるのが半年から一年しか持たない・・・そう思っておけばガッカリもしないだろうということだ・・・そう思って一度は自分を納得させていたのだが、いざその表れがチラリと見えたりするとすぐさま落ち込んでしまう。
 生きているということは、たえず動いているということさ・・・人は今が良かったりするとそれがいつまでも続くことを願う・・・今がズット続くことを・・・今にとどまろうとする・・・健康ならばそれがいつまでも続くことを願う・・・しかし動いているということはそうは行かないというこなのだ・・・良くなることもあり、悪くなることもあり・・・そう思って自分を慰めようとする。
 ミエローマ(多発性骨髄腫)の資料館といサイトがあり、そこにMM関連ブログリストがあり、ミエローマの患者さんが書いているブログを紹介してあるのだが、その中にオフの日記も紹介されていることを少し前に知った。 そこのブログを目を通してみたが、その内のいくつかはある日をもって日記が突然中断している。 いろいろな事情はあるのだろうが突然終わっていることに淋しいものを感じる。 オフとしてはギリギリのところまで自分の病気については日記に付けていくつもりでいるが、これも身体と一緒でいつ何時どうなるとも分からない。 ともかく、その時はその時のことである。
 夜中二時間ほど起きていたが、その内に眠ってしまったようだ。 目が覚めると7時半、今朝は久しぶりに日が室内まで差し込む明るい朝だった。