鴨肉のロースト

 抗がん剤ベルケイドの点滴を受けてきた一昨夜からまた下痢が始まった。 昨日も続いたので処方されている下痢止めを飲んだので何とか納まっている。  手足のボワッとした痺れは相変わらず続いて
いるのだが、その外か体の変化としては足のくるぶし以下に時々神経痛的な痛みが走るようになった。 まあ、このようにして徐々に薬の副作用が強まっていくだろうか。 医師の話では今の薬ベルケイドの点滴が続けられなくなるのは、薬が効かなくなることよりも副作用のそれも手足の痺れが高じてくることにあるのだそうだ。 最終的に手足の感覚が無くなってしまうとこの薬はそれ以上続けられなくなるということらしい。 製薬会社が出しているマニュアルによると8クールまで現在の3週間に4回の点滴を続け、その時点でチェック入れ、そのペースで副作用がきついようであれば5週半で4回の点滴に切り替えると書かれている。 その後副作用の進み具合を見ながら、徐々に薬の量を減らしていくということらしい。 オフの場合これまで副作用によって血小板が下がりすぎて、2度ばかり点滴を見送った経緯がある。 薬が効いているのはありがたいが、その分副作用もジワジワと強まって出ている。 オフの担当の医師はどちらかと言えばきわめてまじめな性格で、きっちりとマニュアル通りの治療を続けたいタイプだと見ている。 マニュアルの治療というのはあくまで標準値での治療である。 出来れば8クール目まで待たないで、間隔を空けた点滴に切り替えてもよいのではないかと思うので明日の診察の時にそのことについて切り出してみようかと思っている。

 正月前に鴨肉のローストを作ろうと思い、冷凍鴨肉を買って冷凍庫に放り込んでおいた。 正月前に風邪を引き体調を崩し料理どころではなかった。 そろそろ鴨のローストをと昨日からまな板の上に出して解凍しておいた。 ローストと言ってもオフの場合はオーブンを使わないで出汁と味醂と醤油で煮て和風に料理してしまうので、正確にはローストとは言えないかも知れない。 調理は簡単である。 鴨肉の油脂側に包丁で賽の目状にたくさん切り目を入れておいて、脂が落ちるのでフライパンで油を引かないで強火で表面を焦が目を入れて焼く。 少々焦げていても気にしないで鴨肉を笊に乗せて沸騰したお湯をたっぷり掛けて余分な脂を洗い流してしまう。 出汁と味醂、醤油(洋風なら塩胡椒して赤ワイン)の入った鍋に入れて強火で一煮立ちさせてハイ出来上がりである。 手順さえよければ15分ぐらいで仕上がるよ。 コツと言えば鴨肉をそのまま鍋に入れておくと内部まで火が通ってしまうのでしばらくして取り出すのがコツかな・・・冷めてから肉の塊と煮汁ともにナイロンの袋に入れておいて食べる前に切って出し、好みで溶き芥子添えるると万全だろう。