虚偽有印文書作成・同行使罪

 今日からまた抗がん剤の点滴が始まる。 今週と来週火曜日と金曜日それぞれ二回づつ四回続いて、その次の週はお休みとなって三週で1クールとなる。 そして今日からそれの5クール目の点滴が始まったのである。 点滴された薬ベルケイドがたいへんよく効いているのだろう、手足がしっかりと痺れている。 それに何となく体がだるくてよく眠れる。 食事をした後ベッドに横になると一時間ぐらいはすぐに眠ってしまう。 夜もちゃんと眠れているので一日の半分、12時間ぐらい寝ている勘定になるのではないかと思う。 まあ、今日抗がん剤と同時にステロイドが大量に入るのでまた眠れなくなるのだが・・・

 障害者団体「凜(りん)の会」への割引制度を悪用した郵便不正事件で、偽証明書の作成に関与したとして虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚生労働省元局長、村木厚子被告(54)=官房付=の初公判が明日27日、大阪地裁(横田信之裁判長)で開かれるーーというニュースがあった。
 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100124ddm041040104000c.html
 
 この事件は、当時厚生労働省の局長であった村木被告が、「国会議員の要請を受け、作成を指示した」と検察側が逮捕し起訴したのに対し、逮捕拘留されながらも村木被告は「一切知らない」と一貫して無罪を主張ていた事件である。
 この事件についてはオフは当初から、何となくおかしいなぁ、と感じていた。 おかしいなぁ、と思った根拠は、女性ながらせっかく局長まで上り詰めたこのキャリア官僚は、そんな危ないことをして一体何の得になるの?という素朴な疑問からであった。 報道によると、どうやら捜査段階で村木被告の関与を認めた部下の上村係長被告が、「上司であった村木被告から指示されていまない、証明書は1人で作ったし、村木被告には渡していない」とこれまでの証言を翻して、村木被告の関与を否定する見通しだ、ということである。
 一体何があったのだろう? しかし、ここへ来てこの事件に対して検察があらかじめ描いていた<筋書き>が崩れてきているのは間違いない。
 さらにこの事件ではこれまで民主党のさる大物政治家が関与していたとされていたが、これまでは一応名前は伏せられていた。 だがここへ来て、それは石井一議員であることが当ニュース報道では明らかになっている。 その石井議員はすでに事情聴取されて口利きとして関与したことは分かっているが、訴追されることはなかった。 だが、背後で民主党大物議員石井一議員が関与していたという事実は、この事件を通して広く人々に知られてしまう結果になった。
 この事件を通しても、どうも最近の検察の動きは何かおかしいなぁ・・・と思ってしまう。 どこかから民主党がらみの情報が検察にリークされていて、それの筋書きに飛び付いた検察が、勇み足をしてしまっているようにも思えてしまうのだが・・・いずれにしろこの裁判の経過を大いに注目していきたい。