積み重ね

 今週は点滴で入った体内の薬を抜く週で、病院へは出掛けないで自宅で過ごす。 肉体的にも気分的にもかなり楽である
 この時期野菜を買うときについつい緑色の野菜を買ってしまっている。 気が付けば冷蔵庫の野菜室は緑色の野菜でいっぱいである。

 ここのところ毎朝天気予報の画面を開いてアメダスで積雪情報を見るのが日課になっている。 北陸の積雪の観測地点の一つに猪谷というところがあるのだが、この地の標高が山の家のあるところと大体同じ標高になるので、山の家の屋根雪の高さの参考にしている。 先週には一時1メートル60センチほどあった積雪だが、今日午後には97センチと1メートル以下にに減っていた。 この後再び寒気が入って日本海側は雪が降ると予想されているが、そうだとしても今年は屋根雪を下ろすほどの事態にはならないだろうと思っている。 降り積もった雪の締まり具合にもよるが、山の家は梁や柱も太く1メートル50センチぐらいの雪ではまだまだ大丈夫だが、さすがに2メートルを超えてくるとかなり危険となリ雪下ろしが必要になる。

 息子がブログに以下のように書いていた。
≪家に帰ると、妻の機嫌が悪い。 子供がパパ嫌いと言い出す。
こっちが仕事している昼間に、妻が子供に、そんなことを吹き込んでいたのかと思ったら、急に怒りが込み上げてきた。
 ・・・・・
今のプロジェクトマネージャーは、50歳くらいなのだが、相手から感謝されることが仕事のモチベーションだねと、話していた言葉を思い出した。≫

昔、まだオフが若い頃、今日はこれこれだから遅れるとか、一段落したから今から帰ります、とか友人が頻繁に家へ電話を入れていた。 それを横で聞きながら、何ともご苦労さんなことだなぁ・・・と思っていた。 と言うより、そんなことをいちいち嫁さんに報告するなんて、男として少々女々しいんじゃないの・・・と思っていた。 しかし、今は違う。 決してそのようには思わない。 それどころか、多分オフも今昔の友人と同じような立場にあれば、出来るだけこまめに嫁さんに連絡するだろうと思う。 そんなことぐらいで相手が安心して安寧が保たれるなら、それくらいはコマ目にやりましょうと思うからだ。 便りがないのは良い便り、というのは所詮弁解でしかない。 男と女は少し違うのである。 その少しの違いをいい加減に見過ごすことは最終的には決して得にはならないものだと知るようになった。 この年になってようやくそのような些細なことを些細なことして見逃すのは得ではないと気が付くようになったと言うべきか。