切り漬け

 今日病院で抗がん剤の点滴を受ける。 採血の結果は白血球36→46(基準値50〜85)と上がっていたし、血小板11・4→10・5(基準値14〜44)と下がりが少なかった。
 今日はその他の薬ゾメタの点滴も受けた。 ゾメタというのは数年前に厚労省から認可された骨髄を強化する薬である。 入院中は月に一度の割合で点滴を受けていたが、今年の春退院してからは点滴を中断していた。 そして癌が再発して外来で病院へ通うようになって今日からまた点滴が再開されることになった。
 木枯らしが吹く頃冬野菜が寒さとともに美味しくなる季節である。 昨日は白菜、大根、蕪を切漬けにした。 もう今朝は水も上がっていたので明日の朝からでも食べるつもりいる。 田舎では赤カブなども入れて色取りが綺麗だったのだが、明石の八百屋には赤カブは売っていなかった。 子供の頃師走になるとこの切り付けをしてよく食べたものであるが、日を経て乳酸菌によってほんの少しスッパミが出て来た頃がこの季節らしい味とでも言うか、切り付けが一番美味しいなぁと思うのだが・・・。
 お昼に採血をしてもらった後、検査の結果が出るまでに時間が掛かるので外へ出て食事をした。 病院の近くのラーメン屋で中華ソバと餃子を食べたのだが、最後に食べた一個の餃子がどういう訳か中が少し冷たく感じた。 アレレ・・・これは火が通っていないのでは?と思ったのだが、そう思いながらうっかり飲み込んでしまった。 後で案の定、しばらく経ってから気持ち悪い味のゲップが何度か上がってくる。 そんなこともあり今日は体調が少し悪い。