自家移植より半年

 今日から10月である。 自家移植から半年経過したということでがんセンターへ受診に行って来た。 血液検査の結果、白血球や血小板などの値は8月初めの頃とあまり変わりなく、普通の人の大体20〜30パーセント低い値であった。 その中でも血液中の形質細胞を数を知る上でもっとも肝心なガンマーグロブリン値は、その指標であるIGG値が前回でかろうじて標準値を保っていた。(今回の値は検査に時間が掛かるので結果は後日で、もしこの値が上がっていれば再検査の連絡がある)
 この間見た目に変わったことと云えば、体重が13キロあまり増えて70キロに届いたということである。 二度目の自家移植後の退院した頃は57キロと信じられないような値だったが、ようやくここまで戻ってきた。 しかし、有難くないことにそれにつれて血圧値も上がってきてしまい、上が150〜160台、下が90〜100とやや高くなり、降圧剤が再び出されることになった。 お腹も少し出て来ているし、今後はこれ以上の体重増を抑えるようにしなくてはと思っている。 その他では相変わらず味覚の異常は続いている。 特に最近は塩味に対して鈍感になってきているので、ついつい塩辛い味付けをしてしまったするので気を付けるようにしている。 それに一時は少なかった唾液は出るようになって来ていて、横を向いて寝ていると涎で枕を濡らしてしまうほど出ているのだが、それなのにどういう訳か咽喉の奥のほうがカラカラに乾いているというおかしな状態が起きている。 まあ、一時みたいに夜中口の中全体がバリバリに乾いて口を動かせないほど痛いということがなくなっただけでもありがたいのだが。 それに昨日の夜アレレ・・・と気が付いたのだが、左の肘が腫れていて、ピンポン半玉くらいまあるく膨らんでいる。 ネットで調べると肘頭滑液包炎という、何かの細菌に感染しておきる病変らしい。 病院へ行けば注射器でたまっている水分を抜くことになるのだが、痛くもないので暫らく様子を見ることにした。 この間、瞼とか、鼻の中とか、歯茎とか、後頭部とかに突然炎症が起きて痛かったりしたが、その度にレスキュウとして出されている抗生剤をを飲んで抑えている。 どうやら身体の代謝がまだまだ正常ではないので、体調が下降気味のときに体内に常在している細菌が力を増して繁殖し何かと悪さをするみたいである。