舌平目

 県立がんセンターへ5月の受診に行く。 採血の結果を知らされて驚いた。 白血球は三千台と先回の半分に下がっていたし、その他血小板、ヘモグロビン、赤血球などなども前回に比べて皆下がっている。 ウ〜ム、何かの菌に感染していたことが考えられるが、ここのところ咽喉が痛かったことが影響しているのだろう。  担当医に言わせると、この程度の上下はままあることです、とこともなげに言うが、とにかくまだまだちょっとしたことで体調が崩れやすいと言うことだろう。 体重は昨日風呂上りに計ったが、ようやく60キロになっていた。 退院後3キロ増えて二回目の自家移植の前の体重に戻ったことになる。 このまま毎月1キロづつ増えてくれればと思っているが、たんに食べてばかりでは体重は増えても体力は付かないだろう。 折にふれて散歩などをするつもりだが、インフルエンザ騒ぎが落ち着くだろう一月後ぐらいに開始しようと思っている。
 明石へ出たついでに例によって魚の棚商店街で買物する。 前回買った平目は、俗に猫跨ぎと言われる産卵後の平目で身がカスカスだった。 それに懲りて今回は赤カレイを買った。 それに鯖と舌平目とハタハタも買ったが、鯖と舌平目は今がまさに旬で美味しい。 とくに舌平目の少し大きい目のもの、40センチぐらいのものの縁側部分は絶品であるが、それが一匹500円と安いのも嬉しい。 舌平目と言えばとにかくムニエルが有名だが、煮付けても美味しいし、やや小ぶりのものは振り塩をして干物にして焼いて食べてもなかなかイケルよ。 ただ鱗を取るのが魚の中でも最も面倒な部類である。