「どこからかきた少女」

 昨日咽喉の調子は良くなっていたのだが、夜になるとまた咽喉の奥の方が少し痛くなった。 そんなわけで今日も午前中寝ていた。 途中で朝飯を食べてからまた寝るのだが、夜は夜で寝ているのに・・・よくもこれだけ眠れるものだと言うくらい眠っている。
 午後から今日はとりあえず軽い本を読もうと、嫁さんが読んでいた「どこからかきた少女」という少年少女向けの本を読んだ。 この本を読むのはこれで二度目で最初に読んだのは20代の頃だった。 その頃たまたま読んだ、フィリッパ・ピアス著の「まぼろしの小さな犬」というやはり少年少女向けの本を読んで面白かったのがキッカケだった。 その頃読ん多くの本の名前は忘れたが、かろうじて覚えているのに同じピアスの「トムは真夜中の庭で」とかアラン・ガーナー著の「ブリジンガメンの魔法の宝石」などがある。 ゲープハルト著の「どこからかきた少女」も岩波書店の少年少女向けの本だが、今は絶版になってしまっている。 オフの薦めもあって嫁さんが娘に頼んで図書館から借り出してきてもらった本である。 作者はドイツ人でこの作品は1956年に出版されている。 今の子供たちは同級生としか遊ばないらしいが、戦後のオフたちの子供の頃は学年の枠を超て近所の子供たちが一団となって遊びまわっていた。 ドイツも日本と同じように第二次大戦の敗戦国であるが、モノもない中で街路で群れて生き生きと遊ぶ子供たちの姿や情景がリアルに展開されていて妙に懐かしい。