後戻り

 やれやれ、また調子が下向きになってきた。 どうやら昨日外泊一日目で張り切りすぎようだ。
 昨日は病院を出た後魚の棚という明石市の商店街で魚や野菜類を買って帰った。 魚はまず鯖700円、生きが良いので生寿司にも出来ますよ、と魚屋は言っている。 オフは現在生モノ禁止の身だが、七色に光るその鯖を目にして、〆鯖にして脂身の少ない尾っぽの部分を二切れぐらい食べたいと思い、二枚に下してもらう。 それからコチ、真コチではなく田舎でベトコチと呼ばれているヌメリゴチ30匹ほどで500円、これはお買い得だ。 オフは脂モノは現在食べる気にならないのだが、これを素揚げで二度揚げして甘酢に浸して一、二匹ぐらい食べてみたいと、これも買う。 さらに小ぶりなガシラ(カサゴの一種)10匹ほどで500円、これも安いので煮付けにして食べようと買う。 そして先日買って生まれて始めて食べて美味しかったミミイカ、笊に3、40杯ほど入って500円、これは迷うことなく買う。 野菜を春の山菜の蕨を含めていろいろ買い、乾物屋で河豚の一夜干しを買い、最後に手に残った小銭で買えたフリージア五本も花屋で買って帰った。 その後、コチ、ガシラの鱗と腹を出し、食感のあまり良くないミミイカの目を外した。 〆鯖は嫁さんに任せた。 鯖の〆はきわめて簡単である。 モノが新鮮であれば両面に振り塩をして30分ほど、その後同じ時間酢に漬け込んでハイ出来上がりある。 売られている白い〆鯖などと違い、酢で〆られた表面だけがほんの少し白く、中身はナマナマで光っていて身は甘くワサビと醤油を軽く付けて頂くと、まさにシアワセ〜な味を味わえる。
 魚を下すのを三回に分けてソファーで休み休みやったのだが、それだけでヘトヘトになってしまった。 病院ではベッドから起き上がっていたのはトイレへ行く時ぐらいだった。 現在のオフの体重はすでに58キロを切っている。 身長が縮んで176センチあってである。 まさに骨皮筋ヱ衛門状態で、肋骨どころか手足でも骨に触れるし、ミゾオチに胸骨が飛び出している。 ちなみに過去の最大体重が88キロだったから、当時より30キロ痩せたことになる。 30キロと言えば玄米の一袋分の体重が失われた計算になる。 お陰で高血圧は治り、薬も飲まなくて済むことになったのだが・・・。 現在、身体の快復とともに書きたいことがイロイロ出て来ているのだが、今日はここまで書くので精一杯でこれでお終いにする。