ミミイカとウルイ

 昨日外来受診の病院の帰りに魚の棚商店街へ立ち寄って買い物をした。
 魚屋でミミイカ、八百屋でウルイを買った。  オフは珍しい食材を買うのが(食べるのが)大好きで、たとえば捜していた骨董とかを手に入れたような、また馬券を当てて得をしたような気分で帰って来た。 ミミイカを食すのは生まれて始めて、ウルイは二度目である。 ミミイカというのは田舎では魚屋などでは見かけたことはないが、数が獲れないので店頭に上ることもないせいだろうか。 魚屋のおネイちゃんに話では、このまま(内臓を出さないでも)砂糖と醤油でサッと煮て食べれば美味しいよ、という話であった。 春に田舎ではホタルイカをよく食べる。 ともに小さいが、ホタルイカの形がスルメイカ似とするなら、ミミイカはどちらかと言えばアオリイカに似である。
 一方ウルイというのは東北の秋田あたりの春の食材だが、買ったのは栽培されたものである。 ウルイは山菜のウドと同じようにアク抜きしなくても食べれるあっさりした菜である。 その外に野菜では小降りの筍も買ってきたが、魚類は昼網に入ったという舌平目、ガシラ(カサゴ)、スルメイカ、カワハギといろいろ買ってきた。 どうやらこれらの野菜や魚をせっせと食べた後に入院ということになる。
 2日に入院だが、自家移植が行なわれるのは19日で、それまではいろいろな検査のために過ごす日々である。 退院は順調に行って移植から一ヵ月後ということだから、4月の20日頃だからゴールデンウィーク前には何とか帰って来れるだろうと思う。