この世は・・・

 相変わらず体調がイマイチである。 どこが悪いと言うわけではないが、何となく身体がだるくて終日寝てばかり・・・ソファーの上で横になっているといつの間にか眠ってしまっている。 これではいけないと思うから最低限自分の三度の食事の用意だけは自分でしている。 食事と言っても大体毎日同じものを食べるようになっている。 朝と夜は玄米のお粥で食べるものは火を通したものを、と嫁さんがうるさいので切漬けの漬物もミジンに刻んで雑炊に入れている。 朝は雑炊に干物や蒲鉾の焼いたのを付けている。 夜は魚の煮物や焼き魚を一点添えている。 昼はうどんかパンにしている。
 PCもニュースや他の人のブログをザッと目を通すくらいであるし、本は『双調平家物語』をポツポツ読んでいる。 ようやく第7巻まで来たが、何とまだ平清盛すら登場していない。 院政をひいた白河上皇が亡くなって鳥羽上皇がその後の世を治めていて保元の乱が起きるいろんな要因が世の巷に用意されている状態のところである。 目の前の出来事や力関係や利害、つまり世の習いへの怨念や反発が人々を動かし次の世を呼び込んでいく、その中で栄華や繁栄があると思えば、その裏で地滑り的な没落や衰退が起きて、オノレ〜ッ!と叫ぶ怨念ばかりが後の世へと受け継がれていく。