外来受診

 今日は外来の受診の日で病院へ出かけた。 この間少し風邪気味で、咽喉が痛かったり痰や咳が出ていたと言っても医者は、フンフンと聞き流していた。 受診の前に受けた採血や採尿の結果がさほど悪くなかったせいだろう。 また、調子は一進一退で悪くなる時もある、と言っても、この時期はそんなものであると言う風に受け流して聞いている風である。 患者にしてみれば、移植した今の状況は生まれて初めての体験の続きであるが、医者にとってみればこれまで数々見て来た例証の一つでしかないのだろう。 患者というものは少しでも良い状態が続けばただただ嬉しいし、逆戻りして体調が少し悪ければいろいろ悪いことを詮索して心配してしまうものである。 どんな場合でも平然と聞き流すことも大切だろうが、そのあたりの違いを医者はもう少し気遣って診察してくれても良さそうな気がする。
 ここへ来て移植する患者が急に増えてきたらしくて、再入院は少し遅れて3月中旬から下旬で、自家移植は3月下旬から四月上旬という事になった。 骨髄腫の患者はそう増えていないのだろうが、白血病やリンパ腫、とくに最近はどういう訳かリンパ腫を患っている患者が増えてきているらしい。