クワイ芋

 昨日定期検診のためがんセンターへ外来で受診した。 採尿採血し、骨を強化する薬を点滴した後診察を受けた。 採血の結果はまだ白血球の値はは三千あまりで正常の半分ぐらいの数値である。 医師との話し合いで二回目の自家移植は3月中旬やることになり、入院は3月初旬と決まった。 今からおおよそ1ヵ月半後である。 またあのつらい治療が始まるかと思うと嫌な気持ちになるが、それまでに食べることで少しでも体力を回復しておかねばと思う。
 受診の後、魚の棚商店街で、牡蠣、鰯、鰤、烏賊などの魚介類とウド、タラの芽などの野菜類とともに慈姑クワイ)芋を買った。 クワイ芋はお正月が過ぎているので値下がりして安かった。 クワイは昔々子供の頃食べたことがあるぐらいで、自前で調理したことがない。 ネットで調べてイカの足と煮てみたが、まあこんな味だったか・・・甘味のない栗という感じだった。 田舎の山の家のある部落では十分な水が確保できなく稲作は少しだけで、お年寄りが言うには戦前頃まではズッキ芋と言われている里芋が普段から毎日食べていたとのことである。 芋類とくに里芋類は古くから、日本では多分稲よりも古くから栽培されていただろうという記述もあるし、東北や標高の高い山地とかでは最近まで主食であったと聞いている。 
 今日はウドとアサリの酢味噌あえ、鰤の照り焼き、湯豆腐の夕食をした。