珈琲の味

 嬉しいことが一つあった。 珈琲の味が分かるようになったことだ。
 昨日から下の息子が正月休みを利用して来ている。 帰ってきているというものの仕事をたくさん持ち帰って来ていて、終始ノートパソコンを覗いてばかりいる。 その息子が一息入れるために珈琲を入れて飲むというのでオフも少しばかり一緒に飲んでみた。 少し苦味が強いと思ったが、珈琲が珈琲そのものの味がして飲めた 前に飲んだ時は、一口飲んだだけで珈琲とはこんな不味い味だったか!と思ったのに・・・ここへ来て徐々に食事の量も増やして食べれるようになってきているし、確実に体調が上向いて来ているようだ。

 インドのムンバイでのホテルへのテロリスト占拠事件の後、少しは静かな世界情勢だったが、またぞろパレスチナイスラエルと現地勢力であるハマスとの間で戦闘が行なわれた。 ハマスなどガザの武装勢力は29日、イスラエルにロケット弾約60発を撃ち込み、これに対してイスラエルガザ地区空爆したとある。 任期切れまで1カ月を切ったブッシュ政権だが、アメリカ政府の報道官はハマスが停戦を実効性あるものにすると誓約しない限りイスラエル軍空爆を容認する考えを示し、ハマスのロケット弾攻撃停止がまず必要だ、と強調した。
 もともとイスラエルハマスの軍事力の差は大人と子供というか、空陸の近代兵力を備えた国家の軍隊を持つイスラエルに対して、連射銃程度の武力しか持たないハマスであって、両者を対等に並べて論じること自体がナンセンスのような気がする。
 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチも、イスラエル軍のガザ空爆は「民間人犠牲者を出す不法な攻撃に思える」と指弾。 燃料や医薬品を含む生活用品や市民のガザ往来をイスラエルが厳しく規制している点も「戦争法規違反」と述べた、とある。 同時にパレスチナ自治区ガザを支配するハマスや他のパレスチナ武装組織に対し「民間人と軍事目標を区別せずにイスラエルの民間人居住区をロケット弾で攻撃しており、国際法に違反している」と非難した、とある。
  軍事目標以外を攻撃していると言ってみても、おそらく出来る事ならハマスイスラエルの軍事目標だけを攻撃したいのだろうが、ハマスのロケット弾攻撃は撃ってみるまで何処へ飛んで行くか分からないような初期的なロケット弾だろうと思われる。 ハマスはそんな幼稚なロケット弾で砲撃している程度の攻撃力である。 やはり両者を並べて同等に論じること事態が無理があると思われる。
 最新の情報ではロケット砲によるイスラエル側の犠牲が4名であるのに対して、一方のイスラエルジェット機による空対地ミサイル攻撃によるハマス側の犠牲は384名に上る。 両者の実力の違いはこの犠牲者の数にはっきり表れている。 イスラエルハマスの犠牲者数はおおよそ1対100の割合である。 オフは部外者だが・・・単純に考えてもやはりこの数字を前にすると、両者を対等に並べて論じること事態に無理があるような気がする。 あきらかにイスラエル側がやりすぎであり、大人と子供の喧嘩でもそうであるように、もう少し自粛すべきは圧倒的な力のある側すなわちイスラエルにあると考えるのだが・・・。