道州制

 今日も身体の調子は昨日とほぼ変わらない。気の滅入るような病状の経過ばかり書いていても仕方ないので、今日はニュースネタについて。

 少し話は古くなったが、アメリカの次期大統領にオバマ氏が選出された。その事は、病状が悪い時でその事を翌々日に知った。簡単にニュース報道だけを追って読んだが、アメリカと日本の民主主義という理念への信頼の度合のあまりにも大きな差を思い知らされた。このような民主主義の理念に対して信頼を置くアメリカという国を信じたいと素直に思った。
一方、日本のトップである首相のニュースを見ると、ニュースの見出しを見るだけで読む気すらしなくなるようなものばかりだ。
今日の毎日新聞ニュースの中に以下のようなものがあった。

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081114ddm005010089000c.html

 以前にも書いたが、この道州制の導入が日本という国を変えるきっかけになるのではないかと思う。前にも書いたように明治の廃藩置県ならず、これは平成の廃県置藩という大改革である。太平洋戦争の敗北から立ち直るために中央集権制のもと地方の均一的な発展を目指して今日まで来て、それがまずまずの成果を上げたと思うが、ここへきて既得権にがんじがらめになった制度に益権を求める政治家・官僚・企業家たちで溢れ返る国となってしまった。本来、政治というのは自分たちの目の届く範囲で行われるのがオフは理想だと考えている。その目の届く範囲というのは我々が日常生活を行っていて、どこら辺までだろうか、と少し考えてみればわかると思う。
オフの田舎である富山県は約110万人程の人口の県だ。日常的な所で目が届く範囲というのはその半分くらいである。となれば、だいたい100万以下辺りが適当な数値となる。もちろん人口密度によってその辺の事情は変わってくるのだろうと思う。それらの範囲内で住民の意見や希望や考えが反映される政治体を造りそれらを現在の県のような、国からの交付金で賄われるのではなく、自分たちの裁量で全ての税金を使って政治をやってもらう。住民のための政治を行っていく。ただし、国家に関する外交・防衛等は、縮小された国会で決定されるべきだ。
 以上の問題が次期総選挙の政策論争にならねばならない時期に来ている。