アンコウ鍋

 午後からCT撮影がありその後の日曜日の午前まで二泊の外泊出来る。
 昨夜嫁さんがオフの好きなドンクのクルミパンを差し入れてくれたのだが、どうも以前と味が少し違うような気がする。 抗癌剤の投与で自分の味覚が少し狂ってしまったのだろうが・・・この味覚の変調はいつか元に戻るのだろうか・・・それともこれが当分の間続くのだろうか・・・続くとしたらいつごろまで続くのだろうか。 あれほど好きだった珈琲などは本当に違う飲み物の味しかしなくて今は飲む気すらしない。 反面ほうじ茶は昔のままの味がする。 田舎の方で飲まれている棒ほうじ茶というのを買ってきてもらって飲んでいる。 これだとその香ばしい香りで食欲も増すような気がする。 こちらは毎回熱いお湯を急須に入れて飲んでいる。 ペットボトルに入って売っているお茶はいろいろ種類は出ているが、どれもこれも茶色い色がついただけの薄い飲み物で、これがお茶?これほど不味い飲み物があるのか!という代物ばかりである。 このようなものを手軽だという理由だけで飲んでいる人々の気がしれない。 またこれから育っていく子供たちが、ペットボトルのあの味がお茶の味たと思って育つとしたらこれほど不幸で、可哀そうなことはない。
 外泊一日目の今日はスーパーでアンコウとオコゼの切り身を買って来て鍋にして食べた。 最近はオコゼとかフグとかアンコウを養殖しているのだろうか、大量に冷凍されているのか何時行ってもパックにして売っている。 値段も一定していて手軽でありがたいことなのだが、魚類も旬の食べ物という季節感は薄れてしまった。 まあ、オフにとっておいしい魚が食べれるのは即幸せという事に通じている。