乳ガンの手術

 今日、嫁さんの母親の乳ガンの手術が行われた。母親は手術に備え、当病院に一昨日より入院していた。直前の検査でも異常はなく、手術は予定通り行われた。約2時間程の手術と聞いていたが、3時間余り経っても連絡がないので、付き添いに来ている娘に様子を見に行ってもらった。だが、まだ手術中ということで少し長引いているようだった。さらに1時間経過したが連絡がないのでこちらから携帯にかけてみると、今終って病室に戻ったということだった。手術は1時間ほどオーバーして残りの1時間は集中治療室で術後の手当を受けていたらしい。手術の1時間程の延長はよくあることと聞いたので安心した。それよりも心臓周辺の血管に動脈硬化がいくつか見られたらしいが、心筋梗塞も起こさずよかった。
 これで順調にいけば2週間後位には退院と言う事になるのだろうが、年寄りだから(85歳)次に何の病気が出てくるのか分からない。日本人の平均寿命が上がって長生きするのは良いのだが、その分体験する病気の数を増やしている現状は考えさせられる。又、それによって老人医療費が膨大なものになり、これから老人の人口が増えると保険制度がそれに追いつかなくなる。この時代はもう目の前に来ているのに厚生労働省の不手際もあり、対策どころか前向きな議論すら、出来ていない現状である。

 さてオフの事だは昨夜再び熱が38度を超えた。血液採取がおこなわれ、その血液の中でどんな種類の菌が繁殖しているのか調べる為培養される。続いて入る抗生剤も今までとは違う種類のものが点滴された。恐らく以前のものより強い抗生剤だ。その点滴が終わった後、解熱剤の点滴が入るが、これも以前とは種類が違う。聞くとステロイド系の解熱剤らしい。その解熱剤は大変よく効いて、翌朝には3度も体温が下がっていた。そのせいか夜中に何度も寝汗をかき、その都度パジャマを取り換える。濡れたパジャマが3枚も出た。今日はそのまま落ち着いているが、あまり食欲はなくはっきりしない1日だった。来週に予定されている、末梢血の採取は菌の状態によっては、少し延期になるかもしれない。又、血小板の値も下がっているので場合によっては輸血もあるかもしれない。いずれにせよ、それらは全く想定外の事態ではなくて、抗ガン剤治療の副作用の1つだと考えられているらしい。