体調

 昨日夕方頃から、何となく胃が重たくなりはじめた。抗ガン剤の副作用から立ち直った今週頭からは日中はまあまあ調子が良い方だが、夕方から熱が出たりお腹が痛くなったり気分が悪くなったりすることが多かった。医者の言うところによれば、今週いっぱいは行きつ戻りつでしょうね、と言うことだからこれも想定内の事態なのだろう。昨夜は、胃が重くて夕食をパスして寝ていたが寒気がし出したので体温を計ってみて驚いた。39.4度も出ていた。これまで38度代は何度かあったが、39度代は初めてである。早速布団を2枚にして、氷枕を用意してもらい、解熱剤を点滴してもらった。しばらく眠ったと思う。熱を計るとようやく38度代に下がっていた。そうこうしながら夜中になり、汗をかいて気持ち悪くなりパジャマを2回取り換えたりして、ようやく今朝には37度を切るまでになった。

 今日は昼飯にお粥少々とバナナを半分ほど食べたが口の中が渇き始め、お茶を飲むが治まらず、お茶の飲み過ぎでお腹が気持ち悪い。昨日より白血球が300と以前よりも10分の1に減っており、正常な人から比べれば20分の1ほどになっている。このせいだと思われる。白血球が下がりきった後、急激に上がり始めるがその時を見計らって自己末梢血採取という次の治療段階に入る。

 尚、内田樹氏の昨日のブログはこの間のアメリカにおける金融危機アメリカ議会の対応をもとに、今後の世界の流れについて書かれている。的を得ているだけでなく、うまくまとめられている。
その中で取り上げられていた、「チャーリー・ウィルソンズウォー」は以前、東京に行った時に時間つぶしにと娘と一緒に見た。その日は娘が見たいと言っていた三谷幸喜の「マジックアワー」の初日にあたっており、こちらは長蛇の列が出来ていた。驚いてこちらに切り替えた思い出がある。こちらの映画はガラガラであった。ハリウッドの映画はオフはけなす事が多いのだが、時々こういう作品を作るその奥の深さには常々感心している。


内田樹の研究室』http://blog.tatsuru.com/