薬害

 体調が悪い。 多分サリドマイドを倍量に増やしたことが原因だろうと思われる。 昨日は朝起きてトイレに行った時から気分が悪く、薬が効きすぎた状態でフラフラしていて、その内に吐き気などもしたきた。 かかさず毎日やっている朝食の用意を嫁さんに代わってもらった。 午前中ズット寝ていてようやく気分は少し落ち着いたが、ブログなど文字を読んだりすると頭の芯のところが痛くなって来る。 今日は昨日に比べて少しましだが、ブログの長い文章など途中で読む気が失せてしまう、どうやら集中力が続かないようだし、それに少しずつ頭も痛くなってくる。 薬は怖いなぁ〜とあらためて思った。 

 社会実情データー図録というサイトに<希薄化する職場・親せき・地域とのつきあいと高まる家族の大切さ> http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2412.html というタイトルのデーターが載っている。 そのグラフを見ると、近年家族が一番大切だとする考え方が非常に強くなってきているようである。 これに反比例して職場や親戚、地域とのつながりや付き合いがかなり薄れ希薄化してきていることがよく分かる。 まあ、昨今の流れから見てこれは当然の結果だろうと思える。 それにしてもこのデーターの最初の頃の1973年には一番大切だとする関係の順位が高いほうから職場、親戚、地域、家族の順で、職場と親戚が共に5割を超えているのに対して、家族という答えが2割を切っていたというのには少なからず驚かされた。  グラフでは家族が一番大切だが右肩上がりで伸びているのに反して、職場、親戚、地域というのがほぼ同じような割合で右肩下がりに下がっている。 さらにグラフを見ていくと家族と職場や親戚との順序が逆転するのがどうやら1990年過ぎたあたりのようである。 ちょうどバブルが弾けた直後あたりである。 社会的な広がりをもった関係よりも、自分の周辺こそが大切と思う気持ちが強まっていったと言うことだろう。 この傾向は昨今のお一人様の若い人たちの動向に現れている。 他人の付き合いより自分の好きなことに打ち込む、により先鋭化して現れているようである。 ところがどうやらそれもつかの間の傾向で、さらに若い世代では女性の専業主婦願望とか、職場での上下関係を大切にしたいという意識が20歳前後の層で出てきているらしい。 経済の長期的な凋落が若い人の意識に影を落としている結果だろうと思われる。