戦後最悪のGDP

 体調は悪いような、さほどでもないような・・・悪いのは胃腸の調子で食欲がない。 食べなければという思いで食べてはいるのだが・・・
 昨日は近くに住む娘を誘って久しぶりにスーパーに買物に出たが、たったそれだけのことで、その後疲れが出てしまった。 そうなるとブログを書くのもついつい面倒くさくなり休みにしてしまう。
 G7に出席していた中川財務大臣が記者会見で大失態をやらかしてしまった。
 ≪記者会見での異様な言動について、「批判は真摯(しんし)に受け止める。国民に申し訳ない」と重ねて陳謝した。その上で、「風邪を引いていたので、友人の医師から処方された風邪薬を(規定の)倍くらい飲んだ。それが原因だと考えている」と答弁し、「深酒」が原因との見方を否定した。
 G7での飲酒について中川財務相は、「前日の夕食会ではワインを飲んだ。(当日の昼食時は)グラスにワインをつがれたが、たしなむ程度で口を付けただけだ」と説明。その上で、「(G7で)日本の立場をしっかりと主張し、金融危機を乗り切るための良い会合だった」と話し、会合への影響はなかったと強調した≫ と説明した。 まさに言い訳をしているのだが、これに対して首相は 自身の任命責任については「これまで確実にいろいろ仕事をやってもらったと思って感謝している」と否定したとあるが・・・失態をした部下にその場で叱り飛ばせるような、それを怒れるような立場にあるような現首相ではないのだろう。 首相が首相なら、閣僚も閣僚であるという見本のような話である。 
 今日のニュースより
 内閣府が16日2008年10〜12月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)の速報値を発表した。
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2009021602000196.html
 物価の変動を除いた実質で前期比3・3%減(年率換算12・7%減)と大幅なマイナス成長となった。 まあ、予想はしていたが、これはたしかに悪いなぁ。 実質GDPのマイナスは、4〜6月期から3四半期連続マイナスで、この幅は日本が金融危機に陥った98年1〜3月期(7・5%減)をはるかに上回っているというから、戦後最大の経済不況であるとを数字が示してくれたことになる。
 日米欧が同時不況に陥いってマイナス成長を記録しているが 日本のマイナス幅は際立って大きい。 (米国が年率3・8%減、ユーロ圏も5・7%減)                                              
 最大の要因は、輸出の大幅な落ち込みであることは確実である。 自動車や半導体などを中心に、7〜9月期と比べて13・9%も減少したとあるが、外需に比重を置く経済構造の弱点が、世界不況で鮮明に表れている。
 輸出がGDPに占める割合は1996年度で10%だが、07年度には約18%にまで上がってきているというから、この間日本がいかに外需たよりの経済政策で景気を引っ張ってきたかというのが、この数字に出ている。
  与党内からも20兆〜30兆円規模の追加対策の声が上がっていて 「厳しい経済状況で、新たな手を打たないのかと批判されかねない」と説明している。
 これについては明日でもまた書くことにする。