新大統領

 相変わらず体調はイマイチだが、昨日のように布団に入って眠ってばかりということはなくなった。 布団の中で漢字の語源を明らかにした学者白川静の業績をダイジェストした新書を読んだりしている。
 アメリカで20日オバマ新大統領が誕生した。 その翌日さっそくイラク撤退方針を打ち出し、パレスチナ自治区ガザの停戦堅持に努める決意を伝え、中東政策の見直しに着手した。 また、キューバグアンタナモ米海軍基地内のテロ容疑者収容施設を1年以内に閉鎖し、拷問にも近い過酷な尋問を禁じる大統領令を22日に出すと報じた、とあある。 執務初日から矢継ぎ早に「変革」をアピールしたと以下のニュースは伝えている。
 http://www.sakigake.jp/p/news/main.jsp?nid=2009012201000005

 オバマ新大統領はその選挙活動の時期からインターネットを通じて、直接対話で有権者と繋がって来て、選挙資金などもその多くが個人のカンパによって賄われてきたと伝えられている。 これだと既存勢力である各種団体や組織の圧力や紐付きとならないで、自分たちの政策を実行できることにとなる。  まさに今の時代ならではの新しい方法で直接民主主義を実現していると言える。 そして自分たちの信じる理念に基づいた政策を打ち出していくことでもある。 足して二で割るように妥協に継ぐ妥協を繰り返しながら政策が決められる日本の政治とはえらい違いである。