この4日間

この間の治療について簡単に記しておくと、24日に抗ガン剤 による化学療法第3弾として、エンドキサン大量投与治療が始まった。投与は2日間で終了したのだが、24日の夕方頃より不快感が出てきて、不快感と言っても頭痛はなくて今回は吐き気だけがすごかった。この治療方法は、多発性骨髄腫においては、目安として65歳までしか出来ないとされているらしいが、それも頷けるような苦しさだった。24日の夜から一切食事はしていない。食べ物のにおいを嗅ぐだけでも吐いてしまいそうな状態だった。嫁さんが夜、付き添いに来て、カップのぶどうゼリーを食べたのだが、その匂いでさえ我慢できずに外で食べてくれと荒く言った程だ。
その他諸々の匂い・便器を消毒した後のサンポールの匂いなどにも敏感に反応して苦しんだ。4日間くらい連日激しい嘔吐き(えづき)に見舞われ嘔吐していた。胃の中に何もないので最初のうち吐くのは胃液や胆汁だけだったがそれもだんだん出なくなり、空嘔吐きを繰り返して苦しかった。尚、薬を体外に出すために毎日大量の食塩水を点滴されている。その為、便は下痢となって出てきていた。便をするために起き上がると嘔吐きがはじまるという具合だった。その他大変だったのは25〜27日までの3日間で、夜も睡眠薬を水で飲み込むことすら出来ず、点滴の吐き気止めをするだけなのでロクに3日間は眠れなかった。今日は朝からようやく薬を飲むために水分をコップ半分ほど取る事が出来た。

今日は28日で投与から5日目に当たるが、ようやく口述筆記でブログを書けるようにまで回復してきた。